嵯峨御流は、京都嵯峨野にある、大覚寺と言うお寺を総本山としています。
大覚寺は源氏物語にも登場し、物語上では光源氏の葬儀の場としても描かれた、由緒あるお寺。
元々は、嵯峨天皇の離宮として作られました。
太秦から近く、時代劇の撮影でも良く使われています。
嵯峨天皇が敷地内で菊を手折られ、それを生けたところから、本流派は始まりました。
前衛的、現代的な生け花の流派もありますが、嵯峨御流は古風な、昔ながらの生け花を大切にしています。
ワイヤーや糊などの人工的なものは使わず、すべて手の技だけで形を整えます。